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UDLの読んでほしい3つのおすすめ書籍【2022年】

学びのユニバーサルデザインを勉強しようと思ったとき、参考になりそうな、おすすめの本を紹介します。どの本も自分自身で購入してみて実際に読んでみたものになります。

UDLの書籍は数が少なく、うっかりすると「授業のユニバーサルデザイン」の本を買ってしまう可能性がありますので、まずは今回紹介したものを読んでみるところからはじめてみてください。

個別最適な学びとUDLについて

こちらの本は「授業づくりネットワーク No.40」で「個別最適な学び」がメインテーマのようですが、その中に、バーンズ亀山静子先生のUDLの記事が6ページ掲載されています。また、山田洋一先生の実践例も載っていました。バーンズ亀山静子先生の内容はボリューム的には少ないのですが、後半部分はUDLと「個別最適な学び」についての内容で参考になります。また、山田先生の記事は非常に読みやすく、カレーの例え話は分かりやすく、学びのユニバーサルデザインの初心者さんにとってはイメージしやすいと思います。とても勉強になりました。

今が旬の「個別最適な学び」についての本になるので、UDL以外の部分を読んでみても、非常に参考になりました。個人的には「個別最適な学び」について興味があるので、スラスラ読むことができました。

UDLを始めて最初に読むべき本

授業のユニバーサルデザインと学びのユニバーサルデザインは違うものです。しかし、その授業のユニバーサルデザインが「教師主導から学習者主体」に方向転換しようと考え始めたみたいで非常に興味深い。授業のユニバーサルデザインはあまり好きではなかったのですが、この本を読んでみてから授業のユニバーサルデザインにも興味が沸いてきました。また、指導案検討から実際に国語の授業する場面は読み応えがあり、とても参考になりました。授業のUDの桂聖先生と学びのユニバーサルデザインのバーンズ亀山静子先生との対談は読む価値があります。この2つのいいところが混ざり合っていってほしいと思います。内容もインタビュー形式で分かりやすいし、読みやすい。まず、最初に読むなら、この本がいいと思います。

学びのユニバーサルデザインをはじめてみようと考えている方は、読みやすいので、この本が一番のオススメになります。

詳しくはこちらへ

UDLと授業のUDは同じ?

 

学びのユニバーサルデザインの教科書

学びのユニバーサルデザインの教科書的な書籍になります。最初に、この本を読むと理解するのが苦しくなりますが、必ず買うことになる本だと思うので、いずれ買うなら、早めに購入してみてもいいと思います。最初は飛ばし読みで、興味が沸きそうなところから読んだ方が理解できそうな気がします。

ある程度、勉強してから読むか、丁寧に読み込む必要があるので、初心者の方にはハードルが高い気もします。

購入しづらいけど、分かりやすさは一番の本!

指導と評価 2020年 2月号

こちらの本は、バーンズ亀山静子先生、北海道教育大学の川俣先生、埼玉大学の名越先生、早稲田大学の高橋先生の記事はどれも参考になり、小中高の実践例もあり、コストパフォーマンスが一番いいのですが、バックナンバーという形でしか手に入らないので、購入しづらいですが、分かりやすさは一番な気がします。

UDLは関係ないけど「自由進度学習のはじめかた」

たまたま購入して読んでみた「自由進度学習のはじめかた」という本は、実は学びのユニバーサルデザインの視点が数多く含まれていて、「そうか、そうか」と納得しながら読み進めることができました。初任の人や授業改善をしたいと考えている人に読んでもらいたい書籍になります。

著者は特別支援学校での勤務があり、支援的な視点がたくさんあり、どの実践も「なるほど」と納得できるものでした。直接UDLとは関係がありませんが、一度読んでほしいと思います。

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UDL

2022/9/6

個別最適な学びとUDL

教務主任になり、日々の実務に追われつつ、学びのユニバーサルデザインを実践している日々です。 しかし、最近きになっているのが「個別最適な学び」なのです。新しい教育的用語かと思いましたが、実は昔から存在している実践のようで、いろいろと調べてみました。文部科学省のウェブサイトには次のような文書があります。 「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な充実 また、「個別最適な学び」について学ぼうと思い、上智大学の奈須正裕の本を読んでみました。 リンク 個別最適な学びは学びのユニバーサルデザインにつながる部分があ ...

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ICT

2022/2/21

SGRAPA(スグラパ)でヒストグラムや箱ひげ図をつくろう

中学1年や2年の数学でヒストグラムや箱ひげ図を作ることになります。内容をしっかりと理解していれば簡単に書くことができると思いますが、正進社の「SGRAPA(スグラパ)」というブラウザアプリを使うと簡単に書くことができるので、今回はスグラパを紹介します。 Contents1 Excelやスプレッドシートのデータを利用できる2 中学1年で習う度数分布表やヒストグラムを簡単に作成できる3 中学2年で習う箱ひげ図が簡単に作成できる4 相対度数を追加したり、階級の幅をラクに変更できる5 図や表をダウンロードできる ...

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UDL

2022/2/15

UDLの視点で数学の問題集について考える!

数学の授業で使う問題集をどうするかを最近考えています。一般的には数学の授業で使う問題集は、数学科の職員で話し合って、それを学年の生徒たちに購入してもらって授業中に使ったりしています。しかし、数学ができる生徒には簡単で、数学が苦手な生徒にとっては難しすぎる。個別最適な学びが話題にあがるようになり、問題集の在り方についていろいろと考えているところです。 Contents1 問題集についてアンケートを採ると…2 以前から宿題は必要ないと考えていましたが…3 けテぶれ学習法とは4 問題集の在り方を考えながら「宿題 ...

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ICT

2022/2/14

ChromeBookでオンライン授業をする

学級閉鎖でオンライン授業を実施する必要が出てきて、先生たちがどのようにやっているかを確認してみました。 Contents1 ChromeBookだけでオンライン授業を行う2 ChromeBookを2台用意するオンライン授業3 真剣にやるときは MiniMiniを使います4 今後、チャレンジしてみたいのは ChromeBookだけでオンライン授業を行う ICTに詳しくない先生たちは、次のように、ChromeBookをGoogleMeetにつなぐだけでオンライン授業をしていました。 生徒役でオンライン授業に参 ...

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UDL

2022/1/19

個別最適な学びとUDL

令和3年3月に文部科学省から「学習指導要領の趣旨の実現に向けた個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実に関する参考資料」(以下、参考資料とする)が出されました。協働的な学びはなんとなくイメージできると思いますが、個別最適な学びは少し捉えづらい感じもします。しかし、学びのユニバーサルデザインと非常に相性がいいのです。今回は「個別最適な学びとUDL」についてまとめていきます。 学習指導要領において示された資質・能力の育成を着実に進めることが重要であり、そのためには、新たな学校における基盤的なツールとなるIC ...

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  • この記事を書いた人

おかずさん

UDLを学び、このような考え方が広がっていってほしい。UDLを実践して数年が経ちますが、こどもたちが成長している姿で、もっと頑張ろうという思いです。三児の父親で教育関係の仕事をしています。

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